交通事故で既右折かどうかで揉めた話

先日交通事故の当事者となり、相手と揉めました。交通事故は決して他人事ではなく、身近に潜む危険の1つです。今回の事故の争点は、相手の車が既右折だったかどうかです。相手側は既右折だとして、向こうに有利な過失割合を提示してきており、逆にこちらはそうでないと主張して互いの意見がぶつかることになったのです。

以下に事故が起きるまでの詳細な流れと、その後の相手との交渉について記します。

事故前までの状況

日頃から安全運転を心掛けており、今回の件までは自分にとって交通事故はあまり関係のないことだと思っていました。事故が起きた日の状況はこうです。その日は仕事が休みだったので、妻と子供を連れて自宅から3kmほど離れたショッピングセンターまで買い物に行っていました。

特に問題もなく買い物は終わり、その帰り道で妻が寄りたい場所があるということで、普段あまり利用しない旧道(幅11m前後)を通っていたのです。その道はバイパスが去年にできて以降は利用する車も減ったため、交通量はそれほどはないです。

途中で信号のない交差点に差し掛かったところ、直進しているこちらの車に向かって、左の一時停止がある道から右折車がぶつかるタイミングで突っ込んできたのです。

事故現場の詳細

事故が起きた交差点は丁字路で、直進であるこちら側が優先道路です。交差点はやや左にカーブしており、道路の左脇には看板や木などがあって左方の見通しはよくありません。つまり直進側の私は左方から侵入してくる車が見えにくい状況でした。

相手の右折車が出てきた道路は道幅も狭く、一時停止の表示があります。また右折車から見て右方、つまり私から見て左方は先程述べたように視界が悪い状況でした。カーブミラーで確認をしないと私の車は認識できません。

右折車と衝突時の状況

相手の車は右折をするために道路に侵入してきており、それに気づいた私は急ブレーキを踏みました。しかし明らかに避けられないタイミングでの侵入だったため、ぶつかってしまったのです。右折車が出てきた道路は一時停止はしていたようですが、相手がそう主張しているだけなので確証はありません。

接触箇所は私の車はフロントの右前方で、バンパーやライトなどが大きく破損しました。相手の車は右前輪やフェンダーのあたりが壊れています。互いに怪我はなくてよかったのですが、事故後に呼んだ警察の聴取に対して相手は「こちらは既右折だった」と主張していました。

もちろんこちら側は警察に対して、相手の車が間に合わないタイミングで侵入していたことを告げました。警察は交通事故での紛争は民事にあたるので、解決は保険会社や弁護士などを通して行うようにと言われました。既右折かどうかも含めて自分で証明する必要が生じたのです。

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相手側の主張

右折車だった相手の主張はこうです。一時停止をして左右をミラーで確認したが、相手の車は確認できなかった。安全を確認した上で道路に侵入したところ、すでに右折を終えた時点でそちらの車が突っ込んできた。また相手の車は相当なスピードを出しており、右折後に気づいたが避けられなかったというものです。

こちら側の主張

私の側の主張は以下の通りです。相手の車が出てくる左方の道路は見通しが悪いため、念のため少しスピードを落として注意をして運転をしていた。交差点に差し掛かったところで相手の車が進入してきたので、気づいて急ブレーキを掛けたが止まれずにぶつかった。

相手側の車はこちら側がぶつかるまで、右折の途中であり既右折ではないというものです。

事故後の紛争について

まず問題になったのが、目撃者が誰もいないことです。事故が起きた場所は周辺にもあまり住宅はなく、人通りが少なかったためです。もしドライブレコーダーを付けていたのなら、相手が既右折でない証明になったのですが、私の車も相手の車もそれは装着していませんでした。

過失割合を調べたところ、相手の車が既右折でない場合は15:85からの交渉スタートということです。しかし事故後に相手の保険会社から提示してきた過失割合は55:45でした。こちら側も譲れないので、加入している保険会社の担当者の方にも事故車の写真など、既右折でないことを証明できそうなものを渡して交渉をお願いしたのです。

何度か相手の保険会社の担当と交渉をしてもらったのですが、結局15:85まで過失割合を持っていくことはできませんでした。既右折に加えて、相手側はこちらの速度超過や注意不足などを理由に、私側から見て40:60の過失割合で落ち着きました。

紛争の決着

右直事故の過失割合は通常は直進車と右折車で20:80ですから、決着となった40:60は正直に言って不満があります。どう見ても既右折でなかったのに、相手の保険会社にいろいろとこちらの過失を突かれてうまく落とし込まれたという思いが強いです。

実際に相手の保険会社の担当者はやり手な印象があり、こういう紛争についてかなり慣れている様子でした。しかしこれ以上揉めても進展もなさそうな上に、こちらの保険会社の担当者からも後は民事訴訟で決着をつけるしかないと助言をもらったので、諦めて前記の過失割合で納得しました。

車の修理代などは加入していた保険から出たので、金銭面での不満はありません。しかし保険の等級も3つ下がったので、こちらの保険料も上がるし、何よりこちらの過失を予想していたよりも多く取られたことが非常に納得がいきません。

紛争を終えての感想

焦点だった、相手の車が既右折かどうかについてこちら側が完全否定できなかったのが残念でなりません。先述のように車の傷がついた部分の写真などを保険会社の担当者に提出はしていたのですが、これだけでは証明が難しいとのことです。

もっと確実な証拠となる映像や、目撃者がいれば状況は変わったかもしれません。しかし今となっては考えても後悔ばかりです。事故後はもうこういった紛争を経験しないためにも、より慎重な運転を心掛けるようになりました。

また万が一今回のような事故に遭遇しても、しっかりと事故の正確な状況を提出できるようにドライブレコーダーも取り付けています。今回の交通事故で既右折かどうかで揉めたことは、精神的に非常につらいものがありました。

しかし雨降って地固まるではありませんが、今後の安全運転に繋げることが出来れば良いと前向きに考えるようにしています。